今年から現場が変わりまして、
整備士からの転職後、初の開発現場に配属が決まりました♪
元整備士が30歳でIT企業に転職し、
1年の下積みを経てようやくプログラマーの道を歩み始めることができました。
ネットでは30代未経験は厳しい、と散々言われておりますが
「やる気さえあればなんとかなるもん」ですので
30歳を過ぎた方でも諦めずに挑んでみてください!
今回のテーマ(GAS)について
今の現場で扱っているのが、この「GAS」という言語。
前はインフラ系の現場に所属していましたが、
↓インフラについてはこちら
その現場にいた時の同じチームの方から、
「GASでツールを作りたいんだけど、こいけやさん出来る?」
と言われたのがきっかけで
とりあえず「やってみます!」とだけ返答し、
その後、聞いたこともなかったGASについて調べまくり、
空いた時間を使いつつツールを作ってみました。
ちなみに、この時に依頼されたツールというのは、
指定した期間内の自分の予定を、Googleカレンダーから抜き出してリスト化して表示するツール、というようなものを作りました。
そこでふと気づいたことが…
「あれ、GASって自分(初心者)向けかも」と。
研修や独学で少しずつ色々な言語に触れてはきましたが、その中でも特に初心者の方におすすめしたい言語です。
では、なぜ初心者向けだと感じたのか?
今回はそんなGASについて、書いていきたいと思います。
GAS(Google Apps Script)とは
Google Appsというのは、
Googleが提供しているアプリケーション群のことを意味しています。
Googleカレンダーだったり、Gmailだったり、Googleドライブだったりと多々ありますが、
すべてまとめて「Google Apps」ですね。
それらをプログラム的に操作可能にしたスクリプト言語が、俗に言う「GAS」となります。
↓スクリプト言語の説明はこちら
GASはJavaScriptと呼ばれる言語を元に作られているので、GASを覚えれば同時にJavaScriptもそれなりに書ける、とまさに一石二鳥。
ちなみに、読み方は「がす」です。
イントネーションは人によって違うかもしれませんが、こいけや的には「が↓す↑」で呼んでます。
以下にGASの特徴をざっとまとめてみました。
必要なものはGoogleアカウントのみ
PCを使う方でしたら、多くの方はGoogleアカウントを持っているのではないでしょうか?
今もGmailは毎日のように使いますし、Googleドライブなんかはファイル共有する際にとても便利ですよね。
GASはGmailで作ったアカウント一つあれば使うことができます。
アカウント作成
登録方法についてはこちらか、ググっていただけると幸いです。
環境構築が不要
プログラミングを始める上で障害となってくるのが、この環境構築と呼ばれる作業。
英語のサイトから開発用のソフトウェアをダウンロードし、
インストールが終わったら今度はパスを通してそのあと設定が…などなど
通常はこのような複雑かつ面倒な作業が必要になることが多いですが、
GASに至っては一切不要です。
PCを用意してブラウザを開き、Googleアカウントにログインしたらすぐ開発できます。
なんとも楽チンですね♪
スプレッドシートとの連携がとても便利
Googleアカウントを作ると使うことができる機能の一つとして、Googleスプレッドシートがあります。
Excelといえば、みんな一度は触ったことがありますよね?
Googleスプレッドシートはオンライン版のExcelといったイメージです。
通常Excelはそれぞれのパソコンの中のみで編集しますが、スプレッドシートは一つのシートをネット上で共有した複数人と編集できるアプリケーションであり、
チーム内で一つのシートを共有し各々がそこに書き込んだりすることも可能で、チームの工程管理などとても便利な機能です。
もちろん共有しなければ自分専用としても使えます。
GASでこのシートを操作することにより、
入力箇所のチェックをするプログラムや、数値を集計するプログラムだったりと使い方次第で様々な操作をすることが可能です。
また、Gmailと連携させたりも出来ますので、決まった時間にシートの内容を自動でメールしてくれる、なんていう便利な使い方も出来ます。
ちなみに、
ExcelではVBAというプログラミング言語が用意されており、VBAを使うことでExcelシートを操作するようなプログラムを書くことも可能です。
Excel用の言語=VBA Google用の言語=GAS
ただし、言語自体が違うため、同じような操作をするにもコードの書き方は全然違ってきます。
感謝される
社内では、毎日行う事務作業がほぼ必ずあります。
決まった手順で定型化されていて、このデータをコピーしてここにペーストして…という煩わしい作業もあるかと思いますが、
もし、それをスプレッドシート上で行っているのでしたらチャンスです。
サクッとGASを書いて自動化してあげてください。
プログラムの良いところは、
・繰り返し処理等の単純作業が得意
・人為的ミスがない
・人の手が空く
などなど良いことづくめです。
会社的としては工数の削減にもなり、事務作業を行う方からしたら面倒な作業がなくなり、
あなたの評価も上がること間違いなし!?
(※重要なデータを扱う時は独断で行わないでください)
まずは自動化できそうな部分を見つけたら上司に提案してみましょう♪
GASの可能性は無限大
GASで出来ることは、まだまだ書ききれないほどたくさんありますが、
GoogleAppsを多用している職場でしたら、覚えておいて損はないと思います。
「VBAで作られたツールをGAS化してほしい」という依頼をいくつか受けてきたこともあり、
これからもその需要はなくならないのかなと思います。
今回はGAS全般について触れましたが、次回は実際にソースコードを書いていきます。
このブログをきっかけに、GASエンジニアがどんどん増えてくれたら嬉しい限りです。
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