今回のテーマは、このブログで一番書きたかったといっても過言ではありません。僕も30歳になり転職を考えた際は色々なサイトを漁りました。
その中では、30代では難しいやら他の職を探した方がいいやら、諦めた方がいいなどの厳しい言葉も多々見てきましたが…
実際に僕は転職することができましたし、ネットにある情報がすべてではない!ということを声を大にして伝えたいです。
もちろん、20代のようにただ受けるだけでは難しいことも事実です。
完全に僕の経験談になりますが、入社するまでのこと、入社したあとのことを書き綴っていきたいと思います。
転職するために実践したこと
情報収集
まず、あなたはなぜIT業界を選んだのですか?
しっかりとした意志や目標を持って臨んでください。
僕の場合を例に挙げますと、
- 今後もさらに発展する分野だから
- 手に職をつけたい
- 給料が高そう
- 前職の整備士業界はあまり未来がない
- 冷暖房完備
といった感じです。だから未経験でも絶対に入りたいと思って受けることにしました。
何をやるにも、まず情報収集は必要です。ここにはたくさん時間をかけてください。
入社してみて、
「こんなはずじゃなかった…」
なんてことが、一番後悔しますよ、、
情報収集で僕が使った手段としましては、
- GOOGLE先生
- Yahoo知恵袋
- ジモティー
といった感じですね。この時代ですから、やはりネットが優秀です。
この時はとにかく同じ境遇の人の意見や、同じ職種の人の意見を集めたかったですね。
知恵袋、ジモティーに関しては仕事以外のことでも、良い意見も悪い意見もいただけるので、迷ったことがあれば使ってみてはいかがでしょうか。
転職エージェントに登録
これは必須ではありませんが、僕は思い切って登録してみました。結論的に言いますと、そちらとは別の転職サイトで就職決まりましたが…
転職エージェントの良いと思った部分は以下の4点
自分一人では何をしたらいいかわからない!と言った方にはオススメですね。
もちろん良い部分だけではありません。あちらも会社なので紹介料をもらうために必死です。
転職エージェントは1社だけしか利用しませんでしたが、そちらの悪いと思った部分は、
- 転職させるためになんでもかんでも勝手に応募する
- あまり親身になってくれない場合有
- スクールは無料なだけあって、運営がイマイチ(ほぼ自習)
- やりたいこと以外のことを、やたらと勧めてくる
正直これに関しては、利用した転職エージェントによるかもしれません。
たまたま僕が利用したのは、ネットでもかなり悪評が多いところだったみたいで汗
ただ、それでもスクールでプログラミングを学べた部分は一番大きかったですね。
周りに同じ道を目指している人が多くいて、その中で勉強するというのは、一人でするよりもモチベーションも上がるってもんです。
たぶん自分一人では挫折していたかもしれませんね、、、
勉強
これももちろん必須ですね。
「30代」「未経験」という逆パワーワードですから、何かしらアピールできるポイントを作らなければなりません。
ITといっても幅広いですが、僕に関していうとプログラミングに興味があったので、「PHP」の勉強に取り組みました。
勉強の仕方としては、
- スクール
- 知り合いに教わる
- 独学
まあ、こんなところでしょうか。ITエンジニアの知り合いはいなかったので、僕の場合はスクールと独学のみになります。
でも生の意見を聞きたい!という思いがあったので、先ほど挙げた知恵袋やジモティーを利用しています。
勉強内容に関しては資格勉強なども良いと思います。ただでさえ不利な状態で挑むことになるので、何かしらのプラス要素を身につけるのはおススメです。
ITエンジニアを目指す方でしたら、ITエンジニアの登竜門と言われている「基本情報技術者試験」の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
会社選び・面接時にすること
年齢、未経験採用を重視して選ぶ
「未経験歓迎!」こんな謳い文句の企業、たくさんあると思います。
そういうところ…どんどん受けてください!
30代未経験は書類だけでバシバシ落とされます。面接までいけても余裕で落とされます。
正直、選んでる余裕なんてありません。ブラック企業かもしれませんが、まず目標は転職を成功させることです。
会社に入って2~3年スキルを積んで、もし嫌ならそこでまた転職を考えましょう。その時にはもう、あなたは未経験ではなくなっています。
次の転職までにどれくらいの力をつけるかはあなた次第です。
自分の過去を見つめなおす
受けたい企業が決まったら、自分の経歴や成果をきちんと全て洗い出してください。
どんな些細なことでも、自分を商品だと思ってプラスになるようなことはどんどん見つけましょう。
逆にマイナス要素だと思う部分に関しては
・そこにはこういう思いや考えがあってこうなった
・これからはこう良くしていく
ということをハッキリと言えるようにすればそれほどマイナス評価にはなりません。逆に隠そうとして嘘で固めると、いずれバレてしまいますよ。
面接では余裕を持って堂々とした口調で話す
30代ということで話し方も結構見られます。
やはり企業としては30代は中堅であり管理職に就いている方も多いと思います。なので、あまりオドオドしたりせず、ハキハキとした口調で堂々と話しましょう。
他に受ける人は大体が20代であり、それだけで不利な状況になります。
30代の方には、20代にはない経験値がたくさんあります。
それを上手く活用し「この人になら任せられる」と思わせてやりましょう!
コミュニケーション能力をフルに発揮
ITエンジニアはあまりコミュ力がないかと思われがちです。
ですが、客先常駐という形態が多いこの仕事、お客様のところへ行って面談をする機会が多々あります。そのため、コミュニケーション能力は特に大事です。
今までの人生経験を活かし、円滑なコミュニケーションを心がけてください。
もし「苦手だ」という方は、なんでもいいのでイベントに参加するなり、人と接する機会をどんどん増やしましょう。仕事をする上で人と接しないことはほぼないので、こればかりは耐えるしかありません。
苦手なことをする時は「失敗してもいいや」と開き直ることも時には重要!
入社したあとの流れ
どんなことするの?
他の企業のことはわかりませんが、うちの会社では主に3つあります。
- 研修
- 面談
- 客先常駐
こういった流れになります。
今のIT業界の主流であり、他社に派遣されその協力会社として常駐して働く雇用形態。
客先に行っている間はその会社の一員として振る舞うことになる。
色々な仕事が経験できる反面、やりたい仕事がなかなかできない場合も多々有り。
また、残業の多い少ないは完全に運。
なお、客先に入らないとその人の稼ぎはゼロということになり、会社は給料だけ払うことになるため嫌でも客先常駐させられます(笑)
大手でもない限り自社開発をすることはほとんどないため、そこは覚悟してください。
研修
入社したらまず研修をするのが通常だと思います。
ワード、エクセル、プログラミング言語、Linux、SQLなどを数週間から2か月ほど研修として行います。ここの期間ではたくさん学んでください。恥とかも気にせず、もう必死で。
他社に常駐になってからは勉強できる時間はかなり減りますので、いずれ出世するためのいい期間だと思って頑張ってください。
面談
「面接」ではなく
「面談」です。
お客様の会社に行って働くことになるのが大半なので、まず面談をして人柄を判断されます。そこで気に入られると晴れて仕事に就ける、という流れです。
俗にいう「派遣」といった感じですね。ここでコミュニケーション能力を必要とされます。 ここはスタート地点でもあり難関でもあります。
また、面談は数人で受ける場合がほとんどです。他の会社から来た人と一緒に受けたりしますが「周りも未経験」という訳ではないので完全に不利な状況で受けることになります。
面談内容は主に、経歴の説明やどんなスキルを使えるか、どんなことをしたいか、などです。
スキルも経験もない状態で唯一アピールできるポイントといったら、
「コミュニケーション能力」
これに尽きます。なので、普段から人と接する機会は大事にしてくださいね。
客先常駐
面談が通過できたら、後日お客様のところで働かせていただくことになります。数週間のプロジェクトもあれば、数か月、数年働く場合もあります。
初めのうちは、自分のやりたい仕事はすぐにやらせてもらえないことも多々ありますが、それも下積みだと思って頑張って乗り切りましょう。
また、客先では貸与物やセキュリティに関しての厳しいルールがありますので、物をなくしたり壊したり、お酒でやらかしたりしないよう注意してくだいね。
ここで何か重大なことを起こすと、その会社から今後採用していただけなくなったり、最悪の場合、「損害賠償」を請求されたりするそうですので…。
まとめ
いかがだったでしょうか。
僕の体験談ということで書いてきましたが、もちろん全て試す必要はありません。少しでも参考にしていただけたら幸いです。
これからも世の中ではIT業界はますます発展していくと思われます。そして、エンジニアの数が足りていないのも現実です。
30代でITに興味のある方、まだまだ諦めるには早いです。ぜひ限りあるチャンスを活かしIT業界へ飛び込んでみてくださいね。
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